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「WordPressブログは10分で作れます」
これは嘘ではありません。私も、実際に10分ほどで開設できました。
ただ、その1ヶ月後に、私はサーバーを引っ越しています。最初に選んだ環境では、記事を1ページ開くのに25秒から60秒かかるようになってしまったからです。
開設そのものは、本当に簡単です。難しいのは、開設する前の10分で決めたことを、あとからやり直すことのほうでした。
なのでこの記事では、クリックの手順は書きません。手順はサーバー会社の公式ページが一番正確ですし、画面が変わればあちらが先に直します。
かわりに、開設する前に決めておく3つのことだけを書きます。私が間違えたのも、この3つのうちの1つです。
結論|開設前に決めるのは、3つだけです
先に結論です。
あとから変えるのが大変なのは、この3つだけ
- ①どのサーバーを借りるか
- ②契約期間を何ヶ月にするか
- ③テーマ(サイトの見た目の土台)を何にするか
これ以外は、あとからいくらでも変えられます。

サイト名、デザインの色、記事の中身、カテゴリの分け方。このあたりは全部あとで変えられます。私も何度も変えました。
でも上の3つは、あとで変えようとすると「引っ越し」になります。私は①を変えるのに、原因を調べる時間も含めて6日かかりました。
だから、悩む時間はこの3つに全部使ってください。逆に言うと、それ以外は今決めなくていいです。サイト名が思いつかないから始められない、というのが一番もったいないパターンです。
私が、1ヶ月後にやり直したこと
私は2026年7月に、ムームードメインでドメインを取り、ムームーサーバーというサーバーでブログを始めました。開設は問題なく終わりました。
おかしくなったのは、記事が増えてきてからです。1ページ開くのに25秒から60秒かかるようになりました。プラグイン(機能を追加する部品)を全部止めても直らず、最終的にはアクセスが重すぎるという理由で、サーバー側からサイトを一時的に止められました。
原因を一つずつ切り分けるのに6日かかって、結論は「このサーバーとこの組み合わせでは動かない」でした。ロリポップのハイスピードプランに引っ越したところ、同じサイトが0.15秒で表示されるようになりました。
注意: 動かなかったムームーサーバーも、いま使っているロリポップも、運営はどちらも同じGMOペパボという会社です。会社が悪いという話ではなく、環境の組み合わせによって、動く場合と動かない場合があるというだけの話です。ここを誤解されたくないので先に書いておきます。
このときに何を調べたかは、別の記事に詳しく書いています。
決定①:サーバー|一番安いプランを選ぶと何が起きるか
サーバーは、サイトの置き場所を借りるサービスです。ここが今回の3つの中で、一番やり直しがきつい部分でした。
私が今使っているロリポップの場合、プランはこうなっています。

ロリポップの主なプラン(2026年8月時点)
- エコノミー 月121円〜 … WordPressが使えません
- ライト 月330円〜 … WordPressが使えます
- ハイスピード 月660円〜 … WordPressが使えます。ドメイン無料の対象はここだけ
どのプランも10日間は無料でお試しできます。
まず、ここでつまずく人が多いところを先に書きます。一番安いエコノミープランでは、WordPressが使えません。 安さで選ぶと、そもそもスタートラインに立てないことになります。
なので実際の選択肢は、ライトかハイスピードの二択です。
ハイスピードを選ぶ理由は、速さだけではありません
金額だけ見ると、ライトの330円が魅力的に見えます。私も最初は「安いほうでいいだろう」と考えるタイプでした。
ただ、ハイスピードには「ドメインずっと無料」という条件が付きます(条件は次の章で詳しく書きます)。ドメイン代は毎年かかる費用なので、これが無料になるかどうかで、実際の差額はかなり縮まります。
もう一つは速度です。私の場合、移転前と移転後で表示にかかる時間が大きく変わりました。ただしこれは私の環境で起きたことであって、誰でも同じ結果になると約束できるものではありません。
だから、契約する前に自分で測ってください
ここが一番伝えたいところです。
ロリポップには10日間の無料お試し期間があります。この間に実際にWordPressを入れて、自分のパソコンとネット環境で、どれくらいの速さで表示されるかを見ることができます。
私はこれをやらずに始めて、1ヶ月後にやり直しました。 お金を払う前に確かめられる仕組みがあるのに、使わなかったのは単純にもったいなかったと思っています。
決定②:契約期間|12ヶ月にする理由と、しないほうがいい場合
ここが、この記事で一番正直に書きたいところです。
ドメインが無料になる条件
さきほどの「ドメインずっと無料」には、はっきりした条件があります。
ドメインずっと無料の条件(2026年8月時点)
- ハイスピードプランであること
- 契約期間が12ヶ月以上であること
- 自動更新の設定にしていること
この3つを満たしている間、独自ドメインの新規取得と更新が2個までずっと無料になります。
つまり、月払いにするとこの条件から外れます。「あとで12ヶ月に変えればいい」ではなく、最初にどちらを選ぶかの話になります。

でも、12ヶ月分を先に払うということは
ここで、売る側としては書かないほうが都合のいいことを書きます。
12ヶ月分を先に払うということは、3ヶ月でやめたときに9ヶ月分を捨てるということです。
このサイトを読んでいる人は、たぶん一度は何かを途中でやめたことがあるはずです。私もそうでした。せどりもトレカも投資も、途中でやめています。ブログも、一度は続かずに終わらせています。
だから「1年分まとめて払えばお得ですよ」とだけ言って終わるつもりはありません。お得になるのは、続いた場合だけです。
注意: 自動更新の設定にするということは、解約を忘れると翌年も課金されるということでもあります。やめるときは、自分で止める手続きが必要になります。
分け方の目安
12ヶ月以上にしていい人
- すでに何を書くか決まっていて、書きたいことがある
- 1年分の金額を、先に払っても生活に影響がない
月払いから始めたほうがいい人
- 続くかどうか、自分でもまだわからない
- 先に大きい金額を払うと、それ自体がプレッシャーになる
月払いから始める場合は、ドメイン無料の対象から外れるので、ドメインは自分で取ることになります。 ドメインは年単位でかかる費用で、種類によって金額が変わります。
私が最初に取ったのはムームードメインでした。今もそのまま使っています。
どちらを選んでも間違いではありません。続かなかったときの損を小さくするか、続いたときの得を大きくするか、というだけの違いです。私は今は12ヶ月で契約していますが、それは1ヶ月やってみて「これは続きそうだ」と思えたあとの判断でした。
先に1ヶ月やってみてから決める、というのも十分ありだと思います。
決定③:テーマ|無料と有料の分かれ目
テーマは、サイトの見た目の土台になる部品です。着せ替えのようなもので、あとから変えることもできます。
ただ、記事が増えてから変えると、レイアウトが崩れて全部直すはめになります。なので「あとで変えられるけれど、変えないほうが楽」な部類に入ります。
最初に、期待を折っておきます
私はAFFINGER7という有料テーマを使っています。それを踏まえたうえで、正直に書きます。
表示が遅かったとき、テーマを標準のものに戻しても速くなりませんでした。
「有料テーマにすれば速くなる」という話をよく見かけますが、少なくとも私の環境では、速度の原因はテーマではありませんでした。原因はサーバー側にありました。
なので、速さを期待して有料テーマを買うのは、おすすめしません。 そこは決定①で解決する話です。
では、有料テーマは何のためのものか
私が払ってよかったと感じているのは、書くこと以外に時間を取られなくなった点です。
ボタンや囲み枠、記事の一覧の見せ方といったものが最初から用意されているので、「こういう見た目にしたい」と思ったときに調べる時間が減ります。本業のあとの2時間で作業している身としては、ここが一番効きました。
無料テーマで十分な人
- まず記事を書くことに集中したい
- 見た目は最低限でいい
有料テーマを検討していい人
- デザインを調べる時間そのものを減らしたい
- すでに続ける前提で、道具にお金をかけられる
無料でもよく使われているテーマはいくつもあります。最初は無料で始めて、続きそうだと思ってから有料に変える、という順番でも遅くありません。
3つ決まったら、あとは公式の手順どおりで大丈夫です
ここまで決まっていれば、残りは作業です。
ロリポップには「WordPress簡単インストール」という機能があって、ボタンを押していけばWordPressが入ります。ドメインとの紐付けも、同じ会社のサービス同士なので画面の案内どおりで終わります。
手順は公式のページが一番正確なので、そちらを見てください。
この記事で手順を書き写さないのは、理由があります。 サーバーの管理画面は変わります。変わったとき、公式は直しますが、個人のブログは直されないまま残ります。古い画面のスクリーンショットを見ながら作業するほうが、かえって時間がかかります。
開設した直後に、1つだけやってほしいこと
作業が終わったら、記事を書く前に表示速度を測って、その数字を控えておいてください。
理由は単純で、あとで遅くなったときに、比べる数字がないと原因がわからなくなるからです。
私はこれをやっていませんでした。だから遅くなったときに「もともとこれくらいだったのか、それとも遅くなったのか」がわからず、切り分けに6日かかりました。最初に一度測っておけば、たぶん半分の時間で済んでいます。
測り方と、遅くなったときにどこから疑うかは、こちらにまとめています。
記事を書き始めてから、最初につまずくところ
ここから先は記事を書く段階の話ですが、公開したのに検索に出てこない、というつまずきがよくあります。
開設したばかりのブログでは、これはほとんどの場合、設定が壊れているからではありません。ただ、壊れていないことを自分で確かめられないと、不安なまま手が止まります。どこを見れば確かめられるかは、こちらにまとめました。
よくある質問
Q. 無料のブログサービスではだめですか
だめではありません。書くことに慣れるだけなら、無料のほうが早く始められます。
ただ、広告を貼って収入にすることを考えているなら、サービス側のルールで制限されることがあります。自分の場所を持っておくほうが、あとで困りません。
Q. ドメイン名は何にすればいいですか
あとから変えられない数少ないものの一つですが、中身ほど重要ではありません。
短くて、読み方が想像できて、他人に口で伝えられるものなら十分です。ここで何日も止まってしまうより、決めて進んだほうがいいと思います。
Q. 12ヶ月契約したあとに解約したらどうなりますか
契約期間の途中でやめた場合の扱いは、条件が変わることがあります。申し込む前に、必ず公式の案内で最新の内容を確認してください。 私が調べた時点の情報をそのまま書いて、あとで違っていたら困るのはあなたなので、ここは公式に譲ります。
Q. これをやれば稼げますか
私はまだ1円も稼げていません。
このサイトを始めたのが2026年7月で、記事はまだ数本です。稼げるようになったかどうかを、今の私が答えられる立場にありません。
言えるのは、始めるところで詰まる理由はもうないということだけです。
まとめ|やり直さないために
最後に、3つをもう一度だけ。
開設前に決める3つ
- ①サーバー … エコノミーではWordPressが使えない。実質ライトかハイスピードの二択。契約前に10日間のお試しで自分で測る
- ②契約期間 … 12ヶ月以上でドメインが無料になる。ただし続かなかったときは払った分が戻らない
- ③テーマ … 速度目的で有料テーマを買わない。時間を買うつもりなら価値がある
そして、開設が終わったら速度を測って控えておく。これだけです。
「10分で作れる」というのは本当です。ただ、その10分で決めたことは、しばらく付き合うことになります。私はそこを軽く考えて、1ヶ月後に6日を使いました。
同じところで時間を落とす人が一人でも減れば、この記事を書いた意味があります。
出典(参照日:2026年8月6日)
料金やキャンペーンの条件は変わることがあります。申し込む前に、必ず公式ページで最新の内容を確認してください。