本記事にはプロモーションが含まれています。
独学で始めて、途中で止まったままになっているものがあると思います。私もあります。しかも一度ではありません。
先に結論を書きます。独学とスクールは、どちらが優れているかで選ぶものではありません。自分がどこで止まるかを先に知って、それに合うほうを選ぶものです。
「独学で十分」と言う人がいます。「スクールに行かないと時間を無駄にする」と言う人もいます。どちらも本当のことを言っていると思います。ただ、どちらもその人が止まらなかった理由を話しているだけです。あなたが止まる場所とは、たぶん違います。
独学で止まるのは、教材を開かないからではありません
「買った参考書が積まれたまま」という話をよく見かけます。私の場合は、そこではありませんでした。
買った本は、読み切っています。
問題はその後です。読み切って、頭には入っています。ただ、使おうとしたときに引き出せません。
引き出せないので、もう一度読み始めます。2周目です。ここで妙なことが起きます。
2周目に入ると、意外と覚えているのです。
覚えているので既視感があります。「これはもう知っている」と感じます。そして私は飽き性なので、その既視感がつらくなります。
つらくなると、新しい情報を探し始めます。別の記事、別の教材、別のやり方。ここまでは、まだ戻れます。
問題は、脱線したまま戻って来られなくなることです。
気がつくと、別の副業のジャンルを調べています。買った本は全部、2周目の途中で止まっています。
流れを書き出すと、毎回このとおりです。
- 1周目を読み切る
- 頭には入っている。ただし引き出せない
- 引き出せないので2周目に入る
- 意外と覚えていて、既視感が出る
- 既視感がつらくなって、新しい情報を探しに行く
- 戻って来られない
脱線するだけなら、まだ問題ありません。戻って来られないことが実害です。 カフェで2周目を開いて、気がつけば別のジャンルの記事を読んでいる。そのまま閉店時間になる。そういう日が、何度もありました。
2周目は「入れ直す作業」でしかありません
なぜ何周しても引き出せるようにならないのか。理由は単純でした。
2周目は「入れ直す作業」であって、「取り出す練習」ではないからです。
入れる作業は、一人でできます。読めばいいだけです。取り出す練習は、一人では作りにくいです。取り出した先を受け取る相手がいないと、練習の形になりません。
だから「もう一周すれば身につくはずだ」という読み方をしているあいだは、同じ場所を回ることになります。
先に書いておきます。私はこれを解決できていません。 止まったままの2周目が、いまも残っています。この記事で解決策は出せません。どこで止まっているかの見分け方までです。
独学で折れる人と、折れない人の違い
時間の量の話ではありません。私は使える時間が少ないほうですが、時間があっても同じ場所で止まっていたはずです。
分かれ目は、大きく3つだと思います。
| 独学で進む人 | 独学で止まる人 | |
|---|---|---|
| 詰まったとき | 聞ける相手がいる | 調べ直しに戻る |
| 締め切り | 外から来る | 自分で作る |
| 既視感 | 復習と読む | つまらないと読む |
① 詰まったときに、聞く相手がいるか
独学で詰まると、調べ直しに戻ります。
調べ直しは作業として成立するので、進んでいる感じがします。手も動きます。ただ、詰まった場所はそのまま残ります。これが一番たちが悪いところです。止まっていることに気づきにくいのです。
② 戻る日付が、外から来るか
締め切りを自分で作ると、自分で動かせます。動かしても誰も困りません。
外から来る日付は動かせません。その1点だけで、戻る確率が変わります。
私が渡り歩いた副業は、どれも締め切りが自分持ちでした。誰も待っていないので、止めても何も起きません。何も起きないまま、静かに終わります。トレカだけは、いまも売れないまま持っています。
③ 既視感を、どう読むか
ここが一番、差が出るところだと思います。
2周目の既視感を「復習になっている」と読める人は、そのまま進めます。「もう知っているのにまた読んでいる」と読む人は、そこで新しい情報を探しに行きます。
同じ現象を見て、受け取り方が逆になります。そして受け取り方は、気合いでは変えられません。
スクールが売っているもの
ここまでを整理すると、スクールが売っているものが見えてきます。
知識そのものではありません。取り出す練習の相手と、戻る日付です。
内容だけで比べると、判断を外します。「独学でも学べる内容か」で比べれば、ほとんどのスクールは「学べる」に入ります。本や無料の動画で足りる範囲も多いです。
ただ、独学で止まった人が必要としているのは、内容ではありません。
「取り出す練習」は、具体的にはこういう形です
抽象的な言い方になったので、中身を書きます。次のようなものが当てはまります。
- 課題を提出して、人に見られる
- 質問して、答えが返ってくる
- 次に何をするかが、自分の外で決まっている
3つとも、一人では作りにくい形です。自分で課題を作って自分で採点しても、取り出した先がありません。
逆に言えば、この3つを独学の中に置ければ、スクールでなくても構いません。私はどちらも試していませんが、勉強会でも、仕事として受けてしまうのでも、形は問わないはずです。お金を払う相手がスクールである必然性は、そこまで高くありません。
数十万円を、どう判断するか
スクールの多くは数十万円かかります。分割にすると月1万円前後に見えます。ただ、初月だけ5万円というところもありますし、総額は変わりません。
判断の仕方を1つだけ書きます。「稼げるか」で判断しないことです。
お金が自分から出ていくなら、それは買い物です。買い物は「その値段の価値があるか」で判断します。この2つはまったく別の判断で、後者に切り替えるだけで冷静になれます。
私がこの判断にこだわるのは、痛い目を見ているからです。以前、収入が減った時期にFXへ資金を集中させて、失敗しました。借金はそれより前から少しずつ積み上がっていて、そこに重なりました。金額の話が先に来る場面が、いまも苦手です。
スクールが向かない場合
正直に線を引きます。次に当てはまるなら、いま契約しないほうがいいと思います。
- 何をやりたいかが、まだ決まっていない
- 「行けば決まる」という期待で申し込もうとしている
何をやりたいか決まっていない段階で高額の契約を先に置くと、選択肢が狭まります。払った分を回収したくなります。合わないと感じても、そこで止められません。お金が判断を縛ります。
「行けば決まる」も危ないです。決まらなかったとき、金額だけが残ります。
もう一つ、少し違う意味で付け足します。独学でまだ一度も手を動かしていない段階なら、自分がどこで止まるかのデータがありません。 止まる場所が分からないまま道具を買うことになります。無料の教材で1週間だけでも進めてみると、それだけで判断の材料が出ます。
お金を出す前に、向き不向きだけ確かめる
結論から書きます。受けることと、申し込むことは別です。
多くのスクールに無料カウンセリングがあります。1対1で、いまの状況を聞かれて、自分向けの学習ルートを見せてもらう場です。ここで確かめられることがあります。
① 詰まったとき、どういう形で聞けるのか
「質問し放題」と書いてあっても、形はいろいろです。チャットで文字だけなのか、画面を見せられるのか、返事は何時間後なのか。ここが合わないと、結局また調べ直しに戻ります。
② 課題の締め切りは、外から来るのか
自分のペースで進められます、という案内は聞こえがいいです。ただ、独学で止まった人にとっては、それは独学と同じ形です。日付が外から来るのかどうかを、はっきり聞いてください。
③ 自分がいま止まっている場所に、そこが効くのか
これを聞くには、止まっている場所を自分で言えないといけません。だから先に書き出しておく必要があります。「読んでも引き出せません」と言えるだけで、返ってくる答えが変わります。
この3つは、サイトを読んでも分かりません。聞かないと分かりません。
⚠️ ただし、先に知っておくことがあります。その場で申し込むと安くなる、という設計になっている場合があります。 知らずに座ると、割引の話が出た瞬間に、初めて損得を計算し始めることになります。何を聞くかを先に決めておくだけで、その時間の意味が変わります。
向き不向きだけ先に確かめたい場合は、無料のカウンセリングから見てみるのが早いと思います。Webデザインを扱うWEBCOACHにも、無料のカウンセリングがあります。
予約したら、出たほうがいいです。行かないと、聞けるはずだったことをまとめて取りこぼします。
私がいま選んでいるほう
私は独学を続けています。
副業はいくつも渡り歩いて、どれも実りませんでした。ただ、やめてはいません。2026年7月から、WordPressで副業の情報を扱うサイトをひとりで作って、いまも続けています。作業は職場の静まり返った休憩室か、行きつけのカフェでやっています。
スクールには行っていません。理由は2つあります。
1つは、数十万円をいま出せないことです。単純な話です。
もう1つは、いまの形をもう少し続けてみたいからです。読んだことを人に向けて書くと、読んだままでいるより手応えがあります。ただ、これで解決したとは言えません。それでも、いまはこれを続けます。
私はスクールを否定していません。止まる場所が「聞く相手がいないこと」なら、道具として合うと思います。合う人には、一人でやるより短い道になるのだと思います。 書けるのは、私がどちらを選んでいるかまでです。
よくある質問
独学とスクールを両方やるのはありですか
ありです。順番だけ決めておくといいです。
先に独学で手を動かして、止まる場所を見つける。そのうえで、その場所に効くものを買う。この順番なら、何にお金を払っているかが自分で説明できます。
逆にすると、買ってから使いどころを探すことになります。
無料カウンセリングだけ受けるのは、失礼になりませんか
失礼にはなりません。学校側も、合わない人に契約してほしいわけではないと思います。
ただ、予約したら必ず出てください。 時間を空けて待っている相手がいます。その日に行けないと分かったら、早めに連絡すれば済む話です。
スクールに行けば稼げるようになりますか
私には分かりません。そこを断言する人がいたら、一度立ち止まったほうがいいと思います。
スクールで手に入るのは、練習の相手と締め切りです。それを使って何をするかは、受ける側に残ります。
何から決めればいいですか
止まる場所を1つ書き出すところからです。本文の最後にまとめました。
まとめ
独学かスクールかを決める前に、やることが1つあります。
自分が何で止まるかを、1つだけ書き出してください。
| 止まる場所 | 効くもの |
|---|---|
| 詰まって、聞く相手がいない | スクールは道具として合う |
| 締め切りを自分で動かしてしまう | 外から日付が来る形が効く |
| それ以外の場所 | お金では解決しない |
「独学かスクールか」を先に決めると、この順番が逆になります。道具を選んでから、自分がどこで止まるかを探すことになります。それだと、合わなかったときに理由が分かりません。
止まる場所が分かっていれば、無料カウンセリングで何を聞くかも決まります。それだけで、その時間は情報を集める時間に変わります。
私もまだ途中です。偉そうに書きましたが、止まったままの2周目を横に置いて、この記事を書いています。